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YUKIO OGIHARA ARCHITECT & SHOU ASSOCIATES

GALLERY-H03

K-House
所在地 千葉県市川市
用途 専用住宅
構造・階数 鉄骨造2階
敷地面積 65m2
建築面積 32m2
延べ面積 65m2
意匠設計 翔建築設計
構造設計 構造家 大内 彰
工事監理 翔建築設計
撮影 写真家 中川 敦玲
初期の計画では木造であったが、車スペースの確保等から構造的な壁の配置により空間構成が困難な状況になり、基本設計を鉄骨で構成することとした。予算的には鉄骨では困難が予想されたが、シンプルな空間とすることで、その点をクリアーすることが出来た。雪が降る日はまるでケーキのような家ができた。
昼の外観
角地にある上、少し離れたところからも眺められる、恵まれた立地条件。小ぢんまりとした、ショートケーキみたいな佇まい。
夜の外観
煌煌と輝く階段は通る人々の目を引く。「これ、何のお店?」という会話も漏れ聞こえてくる。訪れた施主の友人達もびっくりしていたらしい。
LDよりキッチン方向を見る
階段を上りきって振り返るとこの光景。上に見える窓の外は屋上。さて、どうやって屋上に行けるのか?

屋上よりLDを見下ろす
屋外から屋内を通してまた屋外を見る。通行人もまさかこんなとこらから見られているとは思いもよらないかも・・・
子供室より正面側を見る
屋上にはこの上のロフトから出られる。ちょっとした冒険気分。子供にはたまらなく楽しいしかけ。ロフトで過ごした思い出はきっと大人になっても忘れられないものになるのでは。


キッチンより階段方向を見る
この真上が屋上。ハイサイドライトと正面の大きな開口のおかげでとても明るい。
その後・・・・
施工者と設計者の1年点検です。
そして・・・
かわいい玄関
かわいい玄関にかわいいサンダル。押せ押せ状態の
満員御礼です。下駄はお施主さんの実兄の杉の下駄。
会津では長男だけが履ける特権を持つとか?
家のメイン(?)子供の広場
この建物の初期の依頼内容。「子供達に水遊びをさせたい!」ということで実現した子供の広場です。床のスノコはご主人手作りの力作です。広い面積なので大変だったと思います。お疲れ様でした。子供達も本当に楽しそうでした。


点検をそこそこに宴会

1年点検をそこそこに宴会が始まりました。1年間住んでの楽しい話に花が咲きました。お施主さん家族の心にはいつも美しい花があるのでした。それを改めて噛締めました。

右側よりお施主さんの実兄、ご主人とお子様、スタッフ(真ん中で堂々と(^^;)ゞ)、奥様とお子様、高文建設の社長の高橋さん、くつろぎ過ぎの設計者(撮影はスタッフ)

1年点検を終えて
1年点検は玄関の調整をするという内容だけでした。ちょうどご主人の父と実兄とお子様が会津から到着し、一緒に家の話に花が咲きました。わたしが驚いたのはご主人の手作りの椅子、子供広場のスノコ床の製作、書棚の扉、手摺のネットなど、たくさんのアイデアイで楽しく暮らしていることでした。家は買うものではなく、建てて育てるもの。まさに、それを実践していました。増殖する家具です。家の中にブランコが有り楽しそうに乗っていました。

1年を通して冬は問題ないそうですが、夏の日中は少し暑いけど風通しがいいから気にならない。とわたしに気を使われました。(^^;)ゞ「本当に有難うございました。」と改めて御礼を言われ、誠に恐縮しました。実兄からもお礼を言われ、うれしはずかし、状態でした。
こちらこそ有難うございました。このように素敵に住まわれて勉強させていただきました。

実兄の話は大変面白く、会津では魚を捌く時は背から切るそうです。腹から切ることはしないそうです。腹切になることはしないという会津藩の武士道が現在も生きているのでした。目を丸くして聞き入ってしまいました。

うれしい話を聞きました。お子様が幼稚園に入園してお友達が出来たときに、ほとんどのお母さんはこの家を知っていたそうです。「あっ!あの階段が光っている家なんですか?」と言ってくれるそうで、印象に残る家のようです。実はこの階段は当初から計画していたのですが、予算の関係で削ることも有り得たのですが、奥様がこの階段は他を我慢しても造りたいという強い信念があって実現できました。その結果、この階段がこの家のシンボルとして君臨しているのです。奥様のセンスと信念に乾杯!

また、ある時、前の道を歩く高校生が通り縋りに叫んだそうです。「この家カッコイイ!」と。子供は正直です。(^^;)ゞ

この建物を施工した高文建設の高橋さんも素敵な方です。後で聞いた話ですが、花火が見える筈だった屋上からは花火は見えなかった変わりに花火ではなく花見の桜祭りお子様達を連れて行ってくれたそうです。ほんとうにやさしい高橋さんです。実は三角のかわいい玄関はモルタル仕上げだったのですが、「砂利をわたしが埋めますので左官屋さんが来る時にご連絡ください。」と伝えたら、「いいですよ!それくらいしますよ!」と快く応じてくれました。感謝で一杯です。

素敵なご夫婦、かわいい子供達、やさしい施工会社、そしてたのしい実兄、皆様と触れ合う事ができた素敵な一日となりました。


YUKIO OGIHARA ARCHITECT & SHOU ASSOCIATES

知識本編:「いい家づくりのQ&A100」        実用本編:「家づくり履歴アルバム」


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