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YUKIO OGIHARA ARCHITECT & SHOU ASSOCIATES

GALLERY-H02

利根町の家
所在地 茨城県利根町
用途 専用住宅
構造・階数 木造2階
敷地面積 179m2
建築面積 81m2
延べ面積 123m2
意匠設計 翔建築設計
構造設計 構造家 大内 彰
工事監理 翔建築設計
撮影 写真家 中川 敦玲
昼の外観
角地にある建物である。
白い外壁が2階建て、中庭を介して黒い杉板下見貼外壁の平屋建てが存在する。そこには庇があり、中庭の閉鎖性を打破するために道路に面した濡れ縁がある。

ここで近所の住民とコミュニケートするように配慮した。

夜の外観
写真の瓦は隣地ではなく、本敷地内にある珪藻土の壁を持つ和室の屋根である。
瓦を身近に感じる事により、こころの中の和を思い出すように配慮された。

借景の樹木は桜で、家でお花見ができる。

洗面・脱衣室より浴室見る
浴室天井は上り天井の檜無垢材を貼、落ち着きを演出した。トップライトの光が日中も楽しい入浴ができるように期待している。

窓はプライバシーと坪庭を見れるような窓とし、入浴で一日の疲れを十分落としてもらいたい。

2階多目的部屋より平屋瓦を望む。
奥の部屋は主寝室となる。

中央に見えるのは階段室のハイサイド窓瓦屋根が水平線を強調し、空とのコントラストを示す。

中庭を望む。
奥は和室の能舞台を演出し、濡れ縁は橋懸りのつもり。

平屋建て部和室
壁は珪藻土を使用。登り天井として上部にはトップライトとした。
夜にはこの中に隠されたライトが仄かな和室の暖かさを演出する。

障子は道路に面し、近隣のコミュニケートの場としている。
この家がコミュニケートの道具として役に立てば幸いである。

1階リビングよりDKを望む。
ダイニングテーブルは造り付けとして上部のフードとともに設計した。フードは換気扇と照明が組み込まれており、鍋物の好きな家族の為のダイニングとした。

手前はフローリングレベルで畳を敷き込んでいる。コタツの好きな家族の為である。

中庭には平屋建ての和室が見える。

1階リビングよりDKを望む。
右側は豊富な収納が造られている。窓前のカウンターや窓の上の部分などで飾り棚には事欠かない。

和室の床の間を望む。
和室の床の間である。
ここに一輪挿しが飾られる予定。

四季に応じて自然光がその季節の空間を演出してくれる筈。

自然なるものはどのような人工的な演出より予測もつかない美しさを語るだろう。

夜の中庭から居室を望む。
中庭には現在植栽が植えられている。
夏はここで夕涼み。
玄関よりポーチを望む。
左の樹木が門。追加工事で現在は門から玄関までスロープができている。




寝室
寝室は落ち着きを出すために折れ天井とした。
左の障子よりルーフバルコニーに通ず。

夜の和室。
ここで能を演じてくれるのは誰でしょうか?

ここまで写真家 中川氏撮影
洗面・脱衣室そして船舶窓。 ぬれ縁とコミニティー。 瓦屋根と桜。
造り付テーブルと照明組込フード。 畳とぬれ縁。 木製建具とぬれ縁。
そして後日・・・
ダメ工事チェックを終えて歓談
まさに団欒の中心となっているダイニングテーブルとフード。ここに合うイメージの椅子かベンチがなかなか見つからなくてとりあえず今までの物を使っているという・・・そんな事を言ってもらえると本当に設計者冥利に尽きます!

「この平屋の瓦と近所の瓦とがうまく溶け込んでいいですよ!空が広くて飛行機が良く見えますよ。」
「わたしはリビングの畳から寝そべって和室を見るのが好きです。」ご主人の弁。「わたしは和室からその様子を見るのが好き」は奥様の弁。お話を聞いて有頂天になる設計者。

この日はなんとお風呂にまで入らせてもらい、絶好調で熱弁を振るっている設計者。お風呂もたしかプロフィールではカラスの行水のはずだが、ここでは長風呂・・・風呂の坪庭はご主人が竹などで力作を作成中。アプローチ部分も作戦を練っている最中とのこと。出来上がりが楽しみです。無理せず徐々に楽しんで作ってください。

左から奥様、ご主人、設計者


利根町の家その他の写真
この建物ができるまでの工事のドキュメンタリーはここから見れます。
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知識本編:「いい家づくりのQ&A100」        実用本編:「家づくり履歴アルバム」


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