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■ 徒然なるままに
自然と共に歩むこと

林道や海で自然と戯れる。そして建築へ
わたしの趣味なんて、誰も聞こうともしない事を勝手に喋り始める、わたしであります。

「林道に行って山の音を聞く」
まずは何から、いきましょう。そう、「林道に行って自然の音を聞く」趣味から始めましょう。本当は歩きながら林道に入っていけば良いのでしょうが、小生時間が無く(と弁解しておく)四輪駆動車の愛車ポンコツパジェロでソロソロと林道に進入していきます。(小生は林道では決してスピードは出しませんし、林道以外の場所に進入してない事をここに誓います。)

初めて一人で林道に進入した時は非常に緊張したものです。あの張り詰めた緊張感。特に地図にもない林道は自分の位置がどの辺なのか?持ってるものは方位計と役にたたない地図のみ。山を見、河を見、空を見そして一人の自分を見るのです。地図に無い林道は殆どガードレールなど無いのです。その先は崖です。道路巾は車一台がやっとの道。もし対向車が来たらどちらか近い方が広い道幅までバックする訳ですが、これが又大変なのです。ガードレールが無い。道がくねっている。道路巾が狭い。もうこれは恐怖。挙げ句の果てに崖から落ちてきたゴロタ石があっちこっちに落ちている。

わたしは運良く、それまで狭い道では車と出会う事がないかったので、その様な惨事にはあいませんでしたが(所々すれ違う為の広い巾の道がある)。或る時、別れ道があり、さて右に行くか左に行くかの選択です。わたしは石を投げ上げ、ころがった方に行く事に決めそれに従ったのですが・・・・。進んで行くうちに大きな落石がいくつか道路を塞いでいたのです。戻ろうか悩みましたが何とか斜面を上りその石の横を摺り抜けやり過ごす事が出来、そのまま進んで行ったのです。しかし、道路はだんだんと雑草が増え何かまずいものを感じつつ進んで行くと案の定行き止まりでした。転回する場所も無い見事なまでの行き止まり、大きな石で完全に塞がれていたのです。

もうこれはバックで戻るしかない訳で、一服した後観念してバックして戻りました。そしてたどり着いたのがごろた石のあの場所です。そこは曲りくねり左は崖下は河右手は崖の斜面、私は決心し車を進めました。しかし、行きと違いミラーが頼りですが、車の真後ろで石が見えない。斜面に上手く上れない。もう横転するのではと思う程に車は傾き、タイヤは横滑りしその恐怖感たるもの私が体験した何よりも緊張感を高めました。ハンドルは汗でびっしょりです。恐怖に打ち勝ち何とかそこから脱出出来ましたが、この経験は私に心地よい満足感を与えました。

木が生い茂る場所でエンジンを切り、ダバコに火を付け窓を全開にし、この静寂の中で生きている事を実感出来ました。この森林の何ともいえないすばらしい香り、木漏れ日の柔らかな光、全てがわたしを祝福しているようでした。この森林に抱かれこの光を浴び、この影に撫でられ、この香り誘われ、この冷気に無心され、そしてゆっくり流れる時間に愛撫され、わたしは至上の喜びを感じました。そのような建築空間をわたしは造ろうと決心しました。



「シーカヤックで海の音を聞く」
次ぎは海のカヌーの話です。
カヌーと言っても海用のカヌーでシーカヤックと呼びます。カヤックの後ろに舵が付いていて足で操作します。
広い海では川のカヤックと違い細かい動きは必要無いのです。のんびり進むだけですね。
でも、そうのんびりもしてられないのですよ。シーカヤックは荒波を漕いで進む為幅が大変細いのです。
スリムなんですね。競輪の自転車と同じように如何に抵抗を少なく、人力を効率よく発揮するかを考えて作られていますので、大変無駄の無いデザインになっているのです。ですので漕ぐのを止めたら途端に不安定になり漕ぐと又安定します。

フィールドは東京湾と印幡沼と割りと近場で楽しんでおります。東京湾といってもシーカヤックのような小船からみれば立派な大海原です。稲毛の海岸あたりから漕ぎ出します。勿論一人で。数十分漕いで陸地を振り返るともう既にかなりの距離になっています。ここでもう一休みです。先程述べたようにシーカヤックは止まると途端に安定感を無くすのですが、パドルの先端に空気で膨らませた浮き袋を取付けそのパドルを船と直角に配置します。丁度、Tの字になるように。これで一先ず安定します。

後は波任せ風任せで自然の力に身を委ねます。東京湾は東京の騒音は微かに聞こえる程度で、風の声や波の声が聞こえてくるようになります。シーカヤックは腰の当たりが水面になるので自分がほとんどみずすましの如く水面と同化する感覚が伝わってきます。耳を澄まし目を閉じる。波に揺られている自分。波間には魚がライズする音。心が洗われます。


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